備忘録
自作ゲームの裏話や、ネタバレを含む小ネタを記録しています。
『Fix My Junk.』の有料版 「Save My Scrap」 が発売されます!やったー!
パブリッシャーは AMATA Games 様です。
本作では新たに 英語・韓国語・中国語(簡体字/繁体字) の翻訳が追加されます。この1年ほど、事情があって英語をそこそこ勉強していましたのですが、自分の書いた文章が生きた英語として形になり、それを自分でも理解できるというのが、個人的にとても嬉しかったです。
本編追加要素は、エンディング1種、新規スチル2枚、新規ラジオ会話2種です。
エンディングについて、フリー版ではバッジ収集要素にとどまっていた前半の選択肢を、分岐に反映させました。プレイヤーに選択してもらう意味がやや薄くなっていたのが一番の心残りだったので、今回きちんと形にできてよかったです。「お人好しの修理士」だと既存のエンド3へ、「冷静な修理士」だと新エンド3-2に到達します。エンド回収をしたい方は参考まで。
新規ラジオ会話の内容も個人的には気に入っています。バラエティ番組を選択すると、ミオマル単体の会話が増えます。既存のニュース番組を選択すると、3日目の会話が増えます。あと、特筆するほどのものではありませんが、ハリマにゴミ処分機能付きの口部パーツを取り付けた時のミオマルの会話も追加しました。
また、全体的にテキストも少し手直ししています。フリー版を公開してから15回ほど会話をサイレント修正してきたのですが、やろうと思えば無限に直してしまうので……これで最後になると思います。
開発エンジンもティラノビルダーから丸ごと変更しました。パズルシーンを実装するため、本来ノベルゲーム開発向けであるはずのビルダーにかなり無茶をさせていたのですが、移行によって挙動がとても安定しました。パズル操作が少しリッチになったり、音量調整ができるようになったりと、無料版より快適なプレイ環境になっています。
移植作業はすべてAMATA Games様が担当してくださいました。私は素材準備と少し監修をした程度です。私生活の事情もあり、自力ではSteam版すら出せていなかったと思うので、本当にありがたかったです。
そしてギャラリーモードも追加されています。新規イラスト20枚、テキスト約7000字のほか、本編スチルを見直せる機能や、サイトやTwitterで話した裏話の再収録があります。本編では明かされなかったものの制作時に考えていた、まあまあ核心に近い設定もいくつか収録しています。すでにフリー版をプレイされた方にも楽しんでもらえる内容になっていると思います。
無料版の「Fix My Junk.」から、有料版では「Save My Scrap」にタイトルを変更しました。これはJunkという単語が英語圏では「ガラクタ」とは違うニュアンスで使われることがあり、人によってはかなりアレな文脈を連想してしまう場合があるためです。この話をパブリッシャーさんから聞き、急いで英語圏の知り合いに確認したところ、半数くらいが苦笑いしていたので、多分そういうことです。これは母国語以外の言葉を使ったにも関わらず、事前に確認しなかった私が悪い!混乱を招くことになり、申し訳ないです……
手探りで作った本作が、パブリッシャーさんと共に、素敵な翻訳付きで世界中に届けられる形になるとは夢にも思ってもいませんでした。全ては有料版の制作に関わってくださった皆さま、そして本作をたくさん遊んでくださったプレイヤーの皆さまのおかげです。本当にありがとうございます。
引き続き 『Fix My Junk.』 と 『Save My Scrap』 をよろしくお願いします。